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健康寿命とは何を意味する?

お役立ちブログ掲載日:2018/11/04

介護や予防介護などに関してよく見聞きするワード「健康寿命」とはどういう意味のある言葉なのでしょうか。平均寿命との関係性や、違いが気になっている人もいるでしょう。

今回は健康寿命の定義をはじめ、延ばすにはどうすれば良いのかなどを、わかりやすく解説します。

 

健康寿命とは?定義を解説

「健康寿命」は、健康上のトラブルによって、日常生活が制限されずに暮らせる期間と定義づけされています。日常的に介護などを必要とすることなく、自立した生活を送れている年数のことを表しているわけです。

長寿の国となり、平均寿命が延びる中、最後まで健康で生きたいと誰もが思うはずです。国としても、それを推奨しようということで健康寿命を延ばす政策を打ちたてています。

 

 

データで見る平均寿命と健康寿命

平均寿命は、人が死亡する年齢の平均値のことであり、日常的に介護などを必要とする人まで含まれます。厚生労働省によって公表された2016年のデータでは、日本人女性は87.14歳、男性は80.98歳です。健康寿命も平均寿命も日本では女性のほうが長いことがデータから見て取れます。

なお、健康寿命の長い都道府県のトップは、女性では愛知県で76.32歳、男性では山梨県で73.21歳です。同じく健康寿命は、女性は74.79歳で、男性は72.14歳です。データ上では、女性の健康寿命と平均寿命の差は12.35年です。これに対して、男性では健康寿命と平均寿命では8.84年の差がある計算です。健康上の問題により日常生活が制限された状態で、これだけの年数を過ごすことになる人が多いことを示しています。

健康寿命を長くすることにより、平均寿命との差をうめていくことは、国としての重要な課題になっているのです。

 

 

健康寿命が短いとどうなる?

健康寿命を縮める要素はいろいろありますが、大きな要因のひとつに生活習慣が大きく関係しており、暴飲暴食や運動不足、睡眠不足、喫煙習慣、ストレスといった問題があります。乱れた生活習慣は肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高め、タバコは脳卒中や心筋梗塞を起こりやすくしてしまいます。

加齢や不規則な生活により、運動器疾患で骨や関節、筋肉などの運動器の機能が衰え、自立度が低下し、要介護リスクを高める運動器症候群にも注意が必要です。

 

健康寿命が短いと家族に過大な負担がかかる

健康寿命が尽きてしまうと、本人が病気などによって苦しい思いをするだけではありません。看病や介護をする家族にまで肉体的・精神的に負担をかけてしまいます。また医療や、介護にかかる費用負担も大きくなってしまうでしょう。

病気を患った本人に十分な備えがなければ、経済的にも家族に頼らざるを得なくなります。

 

健康寿命が短いと現役世代に過大な負担がかかる

健康寿命と平均寿命の差が大きいと、年金や介護、医療の社会保障を支えている現役世代にかかる負担が増大します。ご存知のとおり日本では高齢者人口は増加傾向で、全人口に占める割合が高まっている一方で、現役世代の人口は減少していく見通しです。2015年の時点では、65歳以上の高齢者1人を2.3人の15~64歳の現役世代が支える構図になっています。

それが遠い将来、たとえば2060年には、65歳以上の人1人を支えるために必要になる現役世代は1.3人になるといわれているのです。

 

 

健康寿命を延ばすには?効果的な対策

平均寿命と健康寿命の差を埋めるには、健康寿命を縮める要素を排除することが重要です。不健康な状態になってから慌てて対策をはじめようとしても、大きな効果を得ることは難しいでしょう。

自立できている若いうちから、生活習慣を見直したほうが良いでしょう。

 

運動

運動を制限されるような病気や障害などを抱えていないのであれば、適度に体を動かすことを習慣化すると良いでしょう。1日トータル30分を目安に、息がはずむ程度のペースでのウォーキングでも問題ありません。

体調が悪いときは無理せず、水分補給を忘れずに実践しましょう。

 

食事

健康寿命を延ばすには、日本食を摂ることを推奨する専門家が多いです。主食は穀物などのご飯、副菜では、ビタミン類やミネラル類が多く含まれる野菜、良質なタンパク質・脂肪が摂れる魚介類などで構成される低カロリーなものが良いでしょう。朝食は抜かず、早食いや大食いをしない、十分に噛んでから飲み込む、腹八分目にとどめるなど、食事の摂り方にも注意しましょう。

 

睡眠

毎日の睡眠は、良質かつ十分な時間を確保します。健康寿命を延ばすために一番手軽に実践できる対策です。睡眠は肉体的な疲労を取り除くだけではありません。

健康寿命を縮める要因に含まれる、ストレスを解消するためにも効果的なのです。

 

 

まとめ

日本人は世界的に見ても長寿国で、2016年には健康寿命ランキングで世界一に輝いているほどです。

しかし、現実には平均寿命との開きはまだまだ大きく、自身で行える対策に加え、専門的な介護予防などを交えて健康寿命を延ばすことが今後の大きな課題になるでしょう。

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