介護予防とは

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急増する高齢者

日本の65歳以上の高齢者は、人口の約4分の1を占めています。今後も高齢化率(65歳以上の高齢者が総人口に占める割合)は上昇を続け、2036年には国民の3人に1人、2065年には国民の2.6人に1人が高齢者、約3.9人に1人が75歳以上となる見込みです。日本は世界のどの国もこれまで経験したことのない高齢社会を迎えているのです。(平成30年版高齢社会白書)  健康で長生きするためには、若い時期から健康づくりに励み、高齢期に入ってからも、病気あるいは介護の必要な状態にならないための予防に取り組むことが必要です。私たち一人ひとりが「自分の健康づくりは自己責任」という意識を持って、介護予防を行なう時代がやってきました。

介護予防とは

「介護予防」とは、健康な生活を長く続け、介護を受ける状態にならないようにすることです。また、介護が必要になった場合に、それ以上度合いが増さないように維持・改善していくことも介護予防です。いずれの場合も、一人ひとりが自分で努力することが大切です。介護が必要になる原因はさまざまですが、心身ともに機能低下を防ぐことが重要です。生活機能が低下した場合、リハビリテーションの理念を踏まえて、「心身機能」「活動」「参加」のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要であり、日常生活での活動を高め、家庭や社会への参加を促し、生きがいや自己実現のための取り組みを支援してQOL向上を目指します。(厚生労働省「これからの介護予防」)

介護予防指導者とは

介護予防の大切さがわかっていても、個人が自主的に介護予防の行動を起こすのは難しいものです。そこで必要になるのが、専門的な知識と技能を持って介護予防を推進する『介護予防指導士』です。介護予防指導士とは、多くの方が豊かな老後を過ごせるように、要介護者ばかりでなく、元気な方をも対象として介護予防を指導する資格です。この資格は、日本介護予防協会が実施する講習を受講し、修了の認定を受けた方に与えられます。資格取得後は、「筋力訓練指導」「ストレッチング」「転倒予防」「栄養ケア」「口腔ケア」などの指導を行なうことができます。既に取得されている資格に介護予防の知識と技術をプラスすることで、仕事の幅を広げ、地域包括ケアシステムの中で介護予防の担い手となることができるでしょう。

未来の日本のために介護予防を

平成20年からメタボリック症候群の予防検診が義務化されました。当たり前のことですが、私たちは一生病気にならないほうが幸せですし、病気にお金を使うよりも予防するほうがはるかに安上がりです。これからの医療は予防医療が中心となります。医療に関連する介護でも同様になるでしょう。今は介護保険ですが、近未来は介護予防保険に様変わりすると思います。私たちは一生介護を受けずに過ごしたほうが幸せですし、それを望んでいます。
今、地方では超高齢化が猛スピードで進行しています。それと共に地域の地場産業は衰退しています。このまま何もせず地方にいると、地方は滅び、やがて日本が滅びていきます。介護予防は高齢者の生き生きとした活力を取り戻し、村おこしや町おこしの核になる理念でもあります。未来の日本のためにがんばりましょう。
望月 彬也
望月 彬也
介護予防指導士講習
リハビリテーション担当
東京都福祉保健財団
相談員 / 理学療法士 / 介護支援専門員

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