超高齢化社会を迎えた近年、様々な企業が介護や介護用品などに参入しているのを耳にしている方もいるのではないでしょうか?
その中で、イオングループで総合スーパー「イオン」を展開する「イオンリテール株式会社」は、これまでにもイオンスマイル(機能訓練型デイサービス。2008年発足)を関東地方で展開するなど介護予防事業に取り組んできましたが、
2023年9月にシニアケア事業として『MySCUE(マイスキュー)』をスタートさせました。MySCUEは、高齢の家族や知人などのサポートや介護にあたるケアラー向けの事業です。
そこで今回は、MySCUE初の常設店舗「MySCUEイオンスタイル品川シーサイド店」(2024年9月オープン)の様子をお届けすると共に「MySCUEとは一体なに?」から「ケアラーに必要なお得な情報!」までをご紹介します。
この記事を読み終えた後は…きっと介護に直面している家族や友人に教えたくなるような気持ちになりますよ!
さ、それでは行ってみましょう(^^)/
イオンMySCUE(マイスキュー)とは?
MySCUEのビジョンは、『長生きを喜べる国へ』。
人生100年時代を豊かに生きるために、シニアケア市場を開拓し、日本を幸齢先進国にする取り組みをしています。
またシニアケアや介護にまつわる商品やサービスの情報を提供することにより、ケアラーの不安や疑問に対応します。
ケアラーに必要な「ヒト・モノ・コト」を、オンに、オフに集約し、その情報をスマートに提供、寄り添ってくれるプラットフォーム。それが「MySCUE」なんです。
下記は、MySCUE初の常設店舗「MySCUEイオンスタイル品川シーサイド店」
店内にはケアラー向けの商品が展示されています↓↓↓

出典:MySCUE
MySCUE(マイスキュー)とは?ケアラーにお得な情報も紹介!
電動車いすなどシニアケアのための商品に加え、ケアラーにとって役立つ商品や健康を維持するための商品↓などに加え、中には都内でも数ヵ所にしか置いていない商品もあるそうです!

出典:品川経済新聞
実際に手に取って触ったり、試してみることができるので、ケアラーにとって、興味深く面白い商品に出会える場所となっています!
※商品は展示のみで、基本販売はしていません
日本のケアラー人口は?
それでは、MySCUEがターゲットとしている「ケアラー」は日本にどのくらいの人口がいるのでしょうか?

出典:毎日新聞
上記のグラフによると、今年2025年は「家族の介護をする人」が800万人、「ビジネスケアラー(仕事をしながら介護をする人)」が300万人となっています。
5年後の2030年にケアラー人口がピークを迎え、日本の人口の10人に1人は誰かの介護をしていると予測されています。
また、本来大人が担う家族の介護を日常的に行っている18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と呼びます。
2021年に厚生労働省と文部科学省が連携して行ったヤングケアラーの実態調査では、家族の世話をしている中学生の割合は17人に1人という調査結果が出ているそうです。
日本の少子高齢化や核家族化が背景の要因になっていると考えられますが、何とも言えない心苦しさを感じます。
MySCUEの取り組みが、多くのケアラーの拠り所になる未来が来るのは間違いないですね!
MySCUEは情報サイトを通じてケアラー向けの情報も発信!
MySCUEは2023年9月にスタートした情報サイトでの情報発信に加え、前述の品川シーサイド店の店舗内でのケアラー向けのセミナーなどを通じて、ケアラーのための情報発信を行っています。
介護やシニアケアにまつわる記事
ケアラーが自由に投稿できるブログ
専門家や経験者へ質問や相談ができる窓口
コミュニティ(ケアラー仲間)での交流
イベント情報など…
MySCUEの情報サイトでは、ひとりでは解決できない介護の負担や不安を軽減できる情報が盛りだくさん発信されています↓↓↓

MySCUE
MySCUE「ケアラー向けシニアケアに役立つ情報サイト」はこちらから⇒ https://myscue.com/
会員登録は無料です。
気になる方は、登録してくださいね!
設置の場所は?
イオン初の常設店舗「MySCUEイオンスタイル品川シーサイド店」はこちら↓↓↓
常設店舗はイオンスタイル品川シーサイドの1Fにあります。最寄り駅は、りんかい線品川シーサイド駅、あるいは京急本線の青物横丁駅となります。
興味がある方はぜひ、行ってみてください!
まとめ
今回は、MySCUE(マイスキュー)についてご紹介しました。
たとえ家族や友人、知人といった自分に身近な存在であったとしても、
介護は心身共に負担が大きく、ケアラーがひとりで背負うことで孤独に陥りやすい環境になることは容易に想像できます。
MySCUEはそんな超高齢化社会の道しるべとなり、多くのケアラーに寄り添ってくれる取り組みをしようとしていました。
これからの日本が、シニアケアの苦労や不安を分かち合える温かな社会でありますように。(Acco)