「自分は大丈夫」と思わないために ― 巧妙化する詐欺と、情報を見極める力
近年、メールやSNS、電話などを利用した詐欺の手口がますます巧妙になっています。
※本記事は、2026年1月に公開した内容を現在の状況にあわせて更新しています。
「詐欺被害」というと、高齢者が狙われる特殊詐欺を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし現在では、実在する企業や団体、取引先や知人を装ったメール、SNSを使った投資詐欺など、働く世代も含め、幅広い年代が被害の対象となっています。
警察庁によると、2026年7月末までに確認された特殊詐欺等の被害額は2,000億円を超えており、前年同期を大きく上回っています。
当協会においても、協会や関係者を名乗る不審なメールが確認されました。
最近の詐欺は、明らかに怪しい文章とは限りません。実在する人物の名前を使ったり、仕事上ありそうな依頼を装ったり、「急いで対応してください」と考える時間を与えないようにしたりと、巧みに判断を誘導するものがあります。
そのため大切なのは、単に「知らない相手を信用しない」ということだけではありません。
いつもと少し違うことに気づくこと。
すぐに行動せず、一度立ち止まって確認すること。
情報が正しいかを、自分で確かめること。
こうした「気づく力」や「確かめる習慣」は、身体の健康だけでなく、頭と心の健康を保ち、安心して暮らし続けるためにも大切です。
介護予防というと、運動や食事、筋力づくりなどが注目されがちですが、住み慣れた地域で安心して生活を続けるためには、日々の暮らしの中で状況を判断し、自分自身を守る力を保つことも大切です。
年齢にかかわらず、「自分は大丈夫」と思い込まず、少しでも違和感を覚えたら確認する習慣を持ちたいものです。
メールやメッセージを受け取った際には、リンクをクリックする前に、送信元のメールアドレスやURLをご確認ください。
特に、普段とは異なる方法で、送金、個人情報の入力、LINEグループの作成、QRコードの送付などを突然求められた場合は、その場で対応せず、いつも利用している電話番号や公式ホームページなど、別の手段から本人・団体へ確認することをおすすめします。
日本介護予防協会では、身体の健康だけでなく、いつまでも安心して自分らしく暮らしていくために役立つ情報もお届けしてまいります。
